日本甲殻類学会若手の会 第2回自由集会オンライン開催のご案内
日本甲殻類学会若手の会は「全国に散らばっている甲殻類に関心のある若人(研究者に限定しない)に交流・協力の機会を提供すること」を目的として, 2018年に活動を開始しました. 2020年度の第58回大会(琉球大学大会)では, 本大会の前日に第2回となる自由集会を開催させていただくことになり, 3月末日まで企画の募集を行ってまいりました. この度, 新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から琉球大学大会がオンライン開催に変更されたことを受け, 私たちは「今こそ交流・協力の機会が必要なときである!」と自由集会の企画内容について再考し, 第2回自由集会をオンライン開催とし, 以下の2部構成で行なうことにいたしました. 皆様, 奮ってご参加ください.
第一部 若手研究者のためのフィールド紹介
研究者はどこで, どんな研究をしているのか. あの臨海実験所にはどんな「歴史」や「地の利」があるのだろうか. 互いのホームグラウンドを知れば, 新たな協力関係を築いたり, 共同研究のテーマを見つけることも容易になるかもしれません. 学部生には進学先を選ぶヒントになるかもしれません. 普段, 研究活動の拠点としているフィールド, あるいは自分で開拓した採集ポイントなどについて, ご自身の活動紹介を絡めつつ, ご紹介いただければと思います. 発表を希望される方は, 期日までに要旨(演題を除いて300字前後, 様式は次頁参照)をご提出ください. 発表時間は参加者数によって決定しますが,概ね質疑応答含めて7〜15分を考えております.
第二部 私の自慢の甲殻類グッズ~文化甲殻類学の夜明け
2010年に行なわれた前回の琉球大学大会では, 諸喜田茂充先生とそのご家族, ご友人, 諸喜田研の皆さんが収集された甲殻類グッズの展示会『蝦蟹グッズ展―エビ・カニと人間との関わり』が, 関連展示会として沖縄県立博物館県民ギャラリーで開催されました. 10年ぶりの琉球大学大会となった今回は, 会員の皆さんがこれまでこっそり収集してきた自慢の甲殻類グッズをご紹介いただく機会をご用意いたしました. 諸喜田先生の提唱された「民族甲殻類学」を,昨今静かな盛り上がりを見せる「文化昆虫学」に倣って「文化甲殻類学」として引き継いでいく, そのきっかけ作りをしたいと思っています. 皆さんにはぜひ実物だけでなく, 思い出エピソードなどを携えてお話しいただければと思います. 予め発表順を決めたうえでのフリートークといたします. 発表を希望される方は, 期日までに紹介したい物品名(複数可)をご連絡ください. 物品名は発表順を決める際に参考にし, ネタバレを防ぐために講演要旨には掲載いたしません.
日程・開催方法
開催日:2020年10月30日(金)
会 場:Zoomミーティング(ミーティングIDとPWを前日までに通知します)
時 間:17:00~(終了時間未定)
参加・発表資格:日本甲殻類学会の会員であること
参加申し込み:「Googleフォーム」よりお申し込みください。
要旨締め切り:2020年9月30日
その他連絡先:
大土直哉 ohtsuchi [at] aori.u-tokyo.ac.jp(東京大学国際沿岸海洋研究センター)
太田悠造 yota1164 [at] gmail.com(鳥取県立山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館)
※大土・太田両方にご連絡ください。
≪要旨作成例≫ ※第一部 若手研究者のためのフィールド紹介のみ